指標
🛡️ JPCERT/CC が見るサイバー攻撃
JPCERT/CC「インシデント報告対応レポート」の四半期統計に基づく、報告件数・調整件数・カテゴリ別内訳
報告件数 / 調整件数(四半期推移)
※「報告件数」は JPCERT/CC に寄せられた報告の総数。「調整件数」は同センターが サイト管理者等と実際に調整を行った件数。本サイトは「実際に対応された深刻度」を 重視して調整件数を温度判定の主指標としている。
2025 年 1〜3 月のカテゴリ別内訳
インシデント件数 6,081 件の内訳。報告件数とインシデント件数は別物(1 インシデントに複数報告が寄せられた場合は 1 件に集約)。
当四半期のカテゴリ別件数
5,267 件
433 件
256 件
95 件
23 件
6 件
1 件
※「フィッシングサイト」が大半を占める傾向は近年継続している。Web サイト改ざんや スキャンは中小・自治体・公共機関のシステムが標的になりやすい区分。
この指標について
ここに掲載される件数は、JPCERT コーディネーションセンターが 外部から受け付けた報告と、センターが調整に動いた事案の集計値です。社内 SOC で完結したインシデント、JPCERT/CC に通報されなかった事案は含まれません。
フィッシング対策協議会への報告と重複している分も含まれます (フィッシングサイトは両機関に並行通報されるケースが多い)。
なぜ調整件数を主指標にしているか
JPCERT/CC のレポートでは「報告件数」「インシデント件数」「調整件数」の 3 つが並びますが、本サイトでは調整件数を温度判定の主指標としています。
報告件数の大半(直近では 85% 以上)はフィッシングサイトの通報で、これはフィッシング対策協議会の指標とほぼ重複します。一方、調整件数は「JPCERT/CC が実際にサイト管理者へ連絡して対応依頼を出した件数」であり、攻撃インフラの停止・改ざんサイトの復旧など、具体的な対応アクションが発生した量を表します。
Web サイト改ざん、マルウェアサイト、標的型攻撃などのカテゴリは、JPCERT/CC が一次窓口として国内 CSIRT・海外 CERT と連携して対応する典型例です。
温度判定の仕組み
直近 8 期 (= 2 年分) の四半期データから平均と標準偏差を計算し、当期値の偏差 (σ) で判定しています。
- 🌋 激熱: 平均 + 1.5σ を超える
- 🔥 熱い: 平均 + 0.5σ を超える
- 🌡️ 適温: 平均 ±0.5σ の範囲内
- 🥶 冷たい: 平均 − 0.5σ を下回る
※ 四半期データなので、温度の更新も 3 ヶ月に 1 回です。「冷たい」と表示されていても、調整件数自体は年 1 万件規模で推移しており、対応の現場負荷が下がっているとは限りません。
最新値の引用元: 2025 年 1〜3 月 レポート (PDF)
最終更新: 2026-05-14